建築系大学生による人生の楽しみ方
2010年6月以降はtwitterを連動させております。現在、メインブログは別にあります。
設計課題でやるべきこと
学部時代の大学に行ってきました。


と言いますのも、1、2年生の設計を見てきたのですが、


(プレゼンをするということで呼んでいただきました)


「社会問題」みたいなのをテーマに設計していました。


社会問題っていうと、一般的に言われる問題で、


雇用問題、環境問題、戦争、政治、家族、などなど。。。


これらについて建築的なアプローチで解決を試みるわけなんだけど、


如何せん、難しいよね(笑


雇用問題(例えば、ホームレスの問題)なんか、難しすぎて、


卒業設計なんかではタブーと言えるほど、敬遠される存在だと思うわけです。


そういった問題に関して自ら取り組んでいたのはスゴいって感じました。


。。。


彼らがやっていたのは、チーム(7人程度)での設計で、(8チームあった


敷地、用途などすべて自由。


故に、取り組む問題の設定で、設計の難易度が変わってくるお題。


集合住宅ってのは、どの大学の設計課題でもやると思うけど、


戦争の現状を認知させる施設だったり、


国会議事堂だったり、


ホームレス対策の施設


なんてものを設計する課題をやってる学生って少ないんじゃないかな~って思います。


こういうのになると、難しいよね。


なんで難しいかって、住宅と違って、


過去に全く経験していない問題だからってのが1つあると思うのよ。


誰も戦争に行ったことは無いし、政治に(投票という行為以外で)参加したことも無い。


ホームレスになったことも勿論無い。


そんな状態で設計するには、それぞれの専門知識が必要なわけで、


何冊、というか、何十冊も本を読んで初めて、


その特殊な建築を設計するスタートラインに立ったと言うべきだと思うんだよね。


んで、1、2年生のプレゼンを聞いていると、


どうしてもそういった知識の欠如、サーベイの不足が目立って、


説得力が無いんだよね~。


。。。


まあ、たぶん、建築って、実際の建築物を体験(使用)することにより、


評価されるべきだと思うんだけど、


設計課題ではそれが不可能だから、それを補う形で様々な説明がなされるわけ。


その説明が浅いものだと、建築まで浅いものに見えてきてしまう。


(逆に、説明を聞いて初めてスゴいな~って思えるのもあったけど、


それは造形力だったり、(1枚のパネルで表現するという意味での)プレゼン力が不足してるってこと)


なので、そういう根本的な部分ばかりについて質問してたけど、


学部低学年っていうと、形にすることで精一杯で、


そういうのは興味ないことなのかな~って思ったり(笑


。。。


でも、最近スゴい思うのは、「設計する」という行為は、ものすごく知識のいる事だ、ということですね。


それは構造設計で感じた事なんだけど、1つの部材を考えるにしても、


材料、応力状態、座屈、変形、塑性後・・・いろいろ考えなきゃいけない事ってあるわけです。


それってのは、意匠設計でも全く同じで、1つの空間を考えるにしても、


その用途ごとに必要な専門知識を基にしていろいろ考えなきゃいけない事があるわけです。


だから、ホントに、スゴい量の勉強をしなきゃ、建築家ってなれないんだと思うんだよね。


(まあ、実務になると、法規との戦いに終始することもしばしばだと思いますが)


。。。


あと、少し感じたのは、


「新しい建築(今までと比べて、より良い建築)をつくる」というのが目的の1つであるとすれば、


過去の事例を調べるのは当然の事だと思います。


当たり前の事なんだけど、できていないから既視感のある作品が出てきちゃうと思うんだよね。


とある大学のHPとか見ると、明らかな模倣が多すぎて、ドン引きするほどのもあるけど、


何も調べずに、過去に実在するものと同じようなものになっちゃうのは、


課題としては自分自身のためにもならないし、


仲間と議論する場が用意されているのに、全く発展しないよね。


。。。


。。。


まあ、僕は設計のプロなわけではないので、大きな事は言えないんだけど、


今日会った1、2年生に言える事は、


お題に関する書物をとことん読むべし!


過去の事例(建築計画の基本的知識もあわせて)を徹底的に調べるべし!


ってところでしょうかね。


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今回見た作品は、土地性ってのは意外と考えられていたかも。。。


。。。


ちなみに、2年生と話していて感心したのは、


提出したコンペの作品を、さらに考えて納得できる形にする作業をしているコがいたという事。


意外とコンペって徹夜とかで作業するから、


提出して満足して終わり、っていう人が多いのではないかと思うんです。(←僕もそうだった


大学受験時の模擬テストを復習しなきゃ意味が無いように、


コンペってのも、納得できるまで仕上げるというのは重要な事なんじゃないかな~って思いました。



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安西先生、設計がしたいです。(スゴく楽しそうでした。

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この記事に対するコメント

「設計する」という行為には多くの知識がいる事、ホントに同感だと思う!
建築物ってのは、その細部に至るまで1つ1つ必ず意味があって設計されてるものだもんね。
来年以降、期待と不安でいっぱいです(笑)
【2009/11/25 10:33】 URL | dai #- [ 編集]


建築はかなり奥深いですね

僕は建築に関しては全然知識がないんですが,
やっぱり実用,構造,意匠とかをトータルで考えて形にしていくのって
広い知識に裏打ちされてないと難しいことなんでしょうね

【2009/11/25 23:20】 URL | tsubasa.w #- [ 編集]


 はじめまして、大学院入試対策等で参考にさせていただいております。ありがとうございます。

 設計はほんとに膨大なマトリクスを経験や知識で解いてるような途方もないことだと思います。途方もないことだから楽しいのかもしれませんが…。自分なんかは、過去の事例に全てが実践されていて、何を作ってももう新しいものはできるわけないと、茫然と諦めモードになることが多かったです泣。
 同じく、提出した課題やコンペを再度向き合うことは大事なことだと思います。
【2009/11/26 00:27】 URL | ストラクチュラ #ngsolHIg [ 編集]


>daiさん

構造設計だと直接的に感じてしまいますよね~
知識が無いと、それっぽい形すらできないですから(涙

僕も来年度は超不安です(笑

でも頑張りましょ!!
【2009/11/27 01:43】 URL | ちゃっぷ #- [ 編集]


>tsubasa.wさん

一応、社会と関わるもの(とされている)から、
いろいろと学ばなきゃならんのです。

でも、どんな分野でも多くの知識が無きゃいけないってのは同じですよね~
【2009/11/27 01:44】 URL | ちゃっぷ #- [ 編集]


>ストラクチュラさん

コメントどうもです!
院試も近づいてきましたね~。
頑張ってください!

過去の実例を見ちゃうと、
ホント、新しいものなんてできないんじゃないか、って思っちゃいますよね。
それでも、実際、出てきているというのも事実なわけで、
それができる人こそ、本当の設計者なんでしょうね~。。。
【2009/11/27 01:48】 URL | ちゃっぷ #- [ 編集]


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